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限男のローリング物語C

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限男のローリング物語C

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【限男のローリング物語C】

一時株価が下がり、ホッと一息といった限男であったが、また直ぐに勢いよく上がって行き、前の天井を越してしまったから、さあ大変。

ある時は仏教徒、ある時はキリスト教徒と、にわか信者になる事に大忙しになってしまった。

急激な上げは、それ程心理的な動揺を起こすというのは、売り方になってみなくては解らないものである。天井圏での動きは激しいので、初心者にはきついものだったのである。

後からグラフをみてこれくらいの動きならば、と言うのは簡単。実際その場にいては、どこまで上がるか解らないという、恐怖心をコントロールするのは容易ではない。

限男は連日更新する高値を見て、一部手仕舞いを決断した。

ある日の朝、取引が始まってまた高値更新をした。

ディスプレーを見ていると、もう上げが止まらない気がしてきて、堪らずに手仕舞いの注文を出した。直ぐに約定し、気が抜けたようになった。

ところが、その後株価はゆっくりと下げて行き、なんと限男が手仕舞った所が天井だったという、笑えない結果になってしまった。

寄り付き成り行きでの注文が、如何に大事かと言う事を、身をもって知ったのである。

この後、悔し紛れに売り乗せしては、2日程で手仕舞うということを数回繰り返し、薄い利益を出しながら、もう想定した所までは下がらないと判断し、全部を手仕舞いした。

判断が早ければ、結構利益があったのだが、結局損で終わった。

限男が全部手仕舞った後、順調に株価が下がった事を知ったのはもっと後からのことである。

暫く相場から離れ平穏無事な日々が続いたが、静寂は一本の電話で破られた。

「もしもし、ご主人様でいらっしゃいますか?私ミツコウの吉田と申します。実は現在大豆が・・・・」

商品会社からの電話である。限男は自営業者であるからか、この手の誘いは頻繁にあり、今回も断ろうと思った。しかし次のセリフが限男の好奇心を刺激した。

「大豆が高値圏にありまして、これを売って頂きたいのです。ですが、商品はリスクが高いから嫌だと仰る方がおられますので、その為に同じような動きをする、とうもろこしを買っていただくというポートフォリオを今回お薦めしたいのです。」

株でいくつもの銘柄を持つポートフォリオというのは聞いた事があるが、大豆を売って、とうもろこしを買う?

今まで聴いたことが無いこの方法に、好奇心の塊である限男が抵抗できる筈がなかった。

明日外務員が家に来る事になったが、限男には商品に対する嫌悪感もあった。十数年前に乾繭の取引での嫌な思い出があるのだ。

「どうせ、断ることになる。」と呟く限男だが、この出会いが後の人生を大きく変える事になろうとは、この時まだ知る由もなかった。

・・・・続く

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