商品先物取引 鞘取り 【一鞘入魂】 商品先物取引 鞘取り 【一鞘入魂】

ルールの設定

HOME鞘取りの心得 ≫ ルールの設定
HOME鞘取りの心得ローリング物語商品先物取引会社の選び方オススメの本リンク集サイトご利用の注意サイトマップ

ルールの設定

←前へ 【ルールの作成と検証
→次へ 【相場の心理

【ルール設定の前に】

〜「順張り」と「逆張り」、「ナンピン(難平)」について

「順張り・逆張りは、どちらが良いか?」「ナンピンか、損切りか?」という論争は昔から行なわれていますし、それぞれの立場で、もっともなことも述べられています。
でも、実際はどちらが良いのでしょうか?

順張り・逆張りについてはは、「どちらでも良い」というのが正解ではないかと思います(ただ、鞘取りの場合は逆張りで粘る人が多い傾向があります)。

資金管理をきっちりとして、1回の失敗で資金の大部分を失うようなことをしない限りは、好みで実行すればよいと思います。

相場は、利益と損失を差し引きしたら利益になる(=損小利大になる)方法であれば、どんなやり方をしてもよいのです。

ただし、ナンピンについては、してはならないナンピンというものがあります。
それは、見込みが違った時に行なう予定外のナンピン」です。見込みが違っているのに建玉に固執してナンピンをしてろくなことはありません。さっさと損切りするのが正解です。
もちろん、「分割仕掛け」(最初に回数、枚数、損切りラインを決めて行なう計画的なナンピン)については問題ないと思います。
また、相応の売買根拠がある時は粘ることも大切ですが、一歩間違えると大きな損失に繋がりますので注意が必要です。

また、順張りと逆張りについての個人的な意見を言うと、仕掛け開始を逆張り(=傾向と逆の方向への仕掛け)で始めるのは、資金管理をきちんとして損切りを躊躇なく出来るか、それ相応の仕掛け根拠があることが前提だと思います。

どのようなやり方をするかは好みで決めればよいと思いますが、
損切りラインをきちっと決めて手掛ける売買根拠を明確にすることが大切です。

【仕掛け】

片張りの仕掛け方、つまり、「値動きの予想方法(=相場の当て方)」については、いろいろな本などで書かれており、読まれたことがある方もいらっしゃると思います。
しかし、鞘取り(サヤ取り)の仕掛け方に言及した本は、ほとんど出回っていないのが現状です。

また、「当て方」というのは曲者で、
相場の世界では最も研究が進んでいる分野であるにもかかわらず、いまだに確実なものは存在していません。今後も見つかることはないと思います。

片張りの場合は、市販の本などを参考すればよいのでしょうが、
前にも述べたように、鞘取りの仕掛け方の基本について言及した本は、ほとんどありません。
それを探すのに手間をかけるくらいなら、自分で簡単なルールを作った方がよいと思います。

ルールといっても、難しく考える必要はなく、最初は単純なものでかまいません。
自分でつけてきたブロック・場帳・グラフをじっくりと眺めているうちに、数個は思いつくと思います。
最初は、そのルールに従って仕掛け、実際の経験を基にして、追加・改良・削除を行なっていけばよいのです。

※法則発見のコツ@〜現在の動きを追う
ブロック・場帳で「サヤの型」「期近〜期先のサヤの傾向」「期中〜期先の鞘の傾向」を毎日追っていくことです。

※法則発見のコツA〜過去の動きを調べる
サヤのパターンは1年の間に結構変化しますので、限月ごとに、過去の季節別の動きのパターン(期先の時の動き・期近になった時の動きetc...)を調べるのも良いかと思います。

【手仕舞い】

実は、鞘取り(サヤ取り)の場合、仕掛けルール自体の設定は比較的簡単です。
鞘の傾向は、規則性が高く、動きが読みやすいからです。

問題は、「仕掛けた後、外れた場合、損切りをどこでするか」や、「当たった時にどこで利食いするか」「何を持って当り外れを判断するか」といった、手仕舞いのルールをどう設定するかということです。

サヤの動きは規則性が高いだけに、仕掛けた後に逆行しても、すぐ戻ると考えてしまいがちで、
そのような「建玉への固執」は、大きな損失を招きます。

「建玉への固執」を極力避けるためにも、サヤ取りを手掛ける際には、厳格な手仕舞のルールが必要になります。

この設定は非常に難しく、頭を悩ませるところですが、「利食い幅より損切り幅を小さくする」ためにどうしたらよいかを常に考えることと、「どうなったら利食いするか」「どうなったら損切りするか」仕掛けと同時に設定できるルールにしておくことがポイントです。

また、手仕舞い基準を「○円利益になったら利食い」といった、数値基準のみにすることは、個人的にはオススメできません(もちろん、数個の手仕舞い基準の内の1つとして入れておくことは問題ありません)。
手仕舞いの基準は、最低でも期間・サヤの形・値段の3種類は設定しておくことをオススメします。

但し、損切りの最終ポイントは必ず値段で設定することをオススメします。
そうでないと、1回の損失が大きくなりすぎる可能性が高くなります。

最初は、ブロックの中で、3番限-6番限だけではなく、色々なサヤをよく観察し、
「損切り幅が必然的に少なくなるサヤの仕掛け」を探すことから始めたらよいと思います。

そうやって、鞘取り(サヤ取り)を続けるうちに、
より利益を伸ばすための方法や、損切りの額を少なくする方法など、いろいろなひらめきが自然に出てきますので、その都度、ルールを追加・更新・削除していけば良いのです。

※注意※
この方法は、総資金量に関する建玉数(=総資金に対する一回の損失額の割合)をきちっと決めた上で実行することが必要です。
建玉を大きくしすぎると、1回の負けトレードで、大きな損失を被ってしまい、ルールの更新をして利益を伸ばす前に資金が無くなってしまいます。

【資金管理】

相場をする上では、資金管理は非常に大切です。
資金管理を実践できるかどうかで、相場で生き残れるかどうかが決定するといっても過言ではありません。

資金管理は、「1回の負けで大きく資金を失うこと」を防ぎ、また、「1回当りの損失比率を大きくしすぎことにより、資金増加のペースが悪化すること」を防ぎます。

不思議なのですが、実際、一定の水準以上に、総資金に対する1回の損失比率(=仕掛け金額の比率)を高くすると、資金の増加ペースは鈍くなり、それよりも更に比率を高くすると、資金は減少に向かいます。
これは、「利益と損失がランダムに分布する」という相場の特性によるものです。
(もちろん、適切な比率は、勝率・平均利益額・平均損失額によって変わってきます)

設定したルールによって適切な比率は変わってくるので、どの比率がよいかは一概に言えません。とりあえず最小単位で1年間取引を行い、その結果から適切な比率を計算するのが良いと思います。

目安として、私が現在設定している比率を述べます。

まず、1回の損切り額の限度幅は、仕掛ける鞘の種類により変化はしますが、
上限はストップ幅くらいに設定しています(大豆なら800円、とうもろこしなら400円等)。

それと、総資金に対する1回の最大損失額の割合は3%程度に抑えています。
もちろん、損切りした際に、大きく値飛び(スリッページ)があった場合は4%以上になる場合もありますが、平均したら3%には収まっています。

但し、これはあくまで最悪の場合であって、実際はもっと早い段階で損切りを行なうことが多いです。
また、乗せをした時は、損切りラインをよりタイトに設定し、1回の損失リスクが3%に収まるように調整しています。

また、同時に複数の仕掛けをする場合は、同時に仕掛ける銘柄数は、3銘柄を上限にしています。
(追加仕掛けをした場合は、2銘柄分として計算し、投入資金は総資金の30%程度に抑えるようにしています。)

これでみると、1つの仕掛けの証拠金は総資金の10%前後となり、かなり大きく資金を余らせていることになります(追加仕掛けをした時には、証拠金はもう少し増えます)。

もっと大きく仕掛けたい!という人は、そうすればよいと思いますが(実際それで資金を劇的に増やしている人もいます)、自分の腕が上がる前にリスクを取りすぎると、生き残る可能性はとても小さくなるので注意が必要です。

ちなみに、私は、当初、1回の最大損失リスクは2%に設定していました。
その条件で、しばらく仕掛け・手仕舞いを繰り返し、仕掛けの勝率・平均利益・平均損失を計算した上で、最大損失リスクを現在の水準に再設定しました。

最初の頃は、資金管理に関しては臆病すぎるくらいが丁度良いように思います。

【一時撤退】

一時撤退のルールとは、建玉をゼロにすることに関するルールのことです。

どんなに仕掛け・手仕舞いのルールを整備しても、完璧なものが存在しない以上、損失は発生します。また、損失が連続することも当然あり得ます。

1回当り損失額の上限は、手仕舞いルール及び資金管理ルールで設定していますが、一時撤退のルールで設定するのは、一定期間(週単位・月単位)の損失額の上限です。

損失が続けば、誰でも冷静さを失います。
損を取り返そうと考えるあまり、参入タイミングでもないのに勝手な理由をつけて無理に仕掛け、再び大失敗をする・・・という悪循環に陥ってしまうのです。

この悪循環を断ち切り、冷静さを取り戻すためにも、強制的にマーケットから撤退することが必要です。それを決めるのが一時撤退のルールです。

一時撤退のルールは、好みで設定すればよいと思いますが、

私の場合は、月単位で、総資金に対して10%程度の損失(建玉の含み損込み)が発生した時には、一旦マーケットから撤退し、頭を冷やすようにしています。

さて、以上で、ルールの設定については終わりです。思ったより簡単に感じたのではないかと思います。そうです。相場は基本的には簡単なんです。
(この基本的にというところが曲者なんですけどね。相場は突き詰めだしたらキリが無いものでもあります。)

次章では、鞘取り(サヤ取り)だけではなく、相場に携わる上で、もっとも大切といえる「利益を生む心構え」について書いて行きたいと思います。

→次へ 【相場の心理

オススメ

オススメの商品先物取引会社

岡地

岡地の特徴は、健全な財務内容と、手数料の割安感のバランス、つまりコストパフォーマンスの高さです。また、使用されている..... 続きはコチラへ

オススメの本

詳しく知りたい方は
オススメの本
サヤ取り入門
サヤ取り入門
鞘取り専門の入門書。鞘取りの専門書は少なく、貴重な本です。鞘取りの基本セオリー..... 続きはコチラへ
魔術師たちの心理学‐トレードで生計を立てる秘訣と心構え
魔術師たちの心理学‐トレードで生計を立てる秘訣と心構え
巷に出回っている相場関連の本は、「仕掛け方」に重きを置いたものが多いのですが、この本は違います。期待値..... 続きはコチラへ
マーケットの魔術師
マーケットの魔術師
アメリカの先物市場、為替市場、株式市場で成功しているトップトレーダーへのインタビュー..... 続きはコチラへ
▲ページトップへ
HOME鞘取りの心得ローリング物語商品先物取引会社の選び方オススメの本リンク集サイトご利用の注意サイトマップ
Copyright 2006 (C) 商品先物取引 鞘取り 【一鞘入魂】 All Rights Reserved.